コンテンツへスキップ

最後の最後まで家族の癌と向き合うこと

私の祖母が五年前にがんのセカンドオピニオンを受け子宮がんと宣告されました。それ以降治療を始めましたが、子宮がんが消えても別のところへ転移してしまいました。

そして、再び治療、また転移の繰り返し。その都度、抗がん剤治療にするか放射線治療をするかの選択を迫られました。

各治療のメリット、デメリットはもちろんありますが、言うことが医師によって違ったようで、どの治療法が良いのか決断するのに毎回苦労しました。

決断する当人たちは、様々な選択肢と情報を提示され混乱状態になっています。それを見守る家族として、とにかく話を聞いてあげることが一番落ち着く様子でした。

またアドバイスする上で、少しでも癌に対する知識を入れておくべきです。例えば、放射線治療は一度あてた患部に再びあてることはできるのかなど、治療にあたってのリスクは知っておくと良いと思います。そして、最後にこの治療法がいいと強要しないでください。話を聞いてあげ、落ち着かせましょう。

治療法を選択するということは、残りの余生をどのように使うかという選択でもあります。治療法によって、使う時間が違います。自分の意見を押し付けず、暖かく見守ることが大事です。そして、選択した治療法でがんばる家族を生活面や精神面で支えてあげてください。