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病気になってしまい、一ヶ月ほど入院した頃の話です。

食事を始め、検温、朝の音楽が流れる時間、検査に呼びに来る時間など、すべてが言われた時間ぴったりに流れて行くことに、とってもびっくりしました。

検査の時間は、遅れている場合は、早めにしっかりと連絡をもらうことができるため、変な待ちぼうけをしなくてすみました。

動くことが少ない入院生活は、食べて、寝ていての生活だったため、あまりお腹が空かずに食事を残してしまうこともありましたが、それらすべてもしっかりと管理されていました。
ご飯をどれぐらい、おかずをどれぐらい食べたかなどもありました。

面会時間もしっかりと管理されていましたが、個室だったため、面会だけは、時間外も許してもらえました。

食事も運んできてくださる人がしっかりと時間通り、配膳してくれたので、びっくりしました。
お皿を下げるのも、時間通りに下げられてしまうため、何度か、ミスってしまったことがありました。
それ以降、食べたら、すぐに廊下へお皿を下げるということを学びました。
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自分が病気になるのも嫌ですけど、家族や友達が病気になるのも嫌ですよね。私は先日、メッセージをもらった友達に、そのついでとして自分が乳がんになったことについての報告をしました。そしたら、問題が発生しました。

その子は自分が抱えている問題があることから、相手のことを気にかけてものすごい長文を送り、ものすごく気を遣う子でした。それを思い出したころには時すでに遅し。「パソコンで返事を書くから、長くなるから寝てていいよ!」とあったので、そこまでしないで!と送ると、「ダメなの?読んでくれるだけでいいから。お節介と思われてもいい」と、決して引きませんでした。

その子なりの心配の仕方だと理解しています。けれど、私はこれは、本人が辞めてということを強要しているだけに過ぎないと思いました。病気であれば、あまり触れないといういのも一つのコミュニケーションであり、話聞こうか?とか、相手が同意した時に気にかけてあげられたらなと思います。

昔、事務員として皮膚科のクリニックに勤めていたときに、医師が「皮膚科ほど医師によって見解の違う科はない」と言っていました。
月日が経ち、子どもが蕁麻疹を繰り返していたときにその医師の言葉をふと思い出しました。
蕁麻疹は薬をもらえばその時は治るのですがすぐに再発したり、しばらく治っていたと思うとまた出てくることの繰り返しで何件かの皮膚科に通いました。診断は寒冷蕁麻疹だったり、接触皮膚炎だったり様々で、本当に見解が違うなと実感しました。
ある日、なかなか治らないしつこい症状が続き、何らかのアレルギーかもしれないと思い、自宅からは少し遠かったのですがアレルギー科を併設している皮膚科を受診してみました。蕁麻疹を繰り返すことを伝えるとすぐに血液検査をすることになり、パッチテストも併用しました。何回かの検査の後、子どもに「ラテックスアレルギー」というゴムのアレルギーがあることが判明しました。おそらく蕁麻疹が出るのはゴム製のオモチャや風船で遊んだりしたときだろうというとで、その後ゴム製品に触れるのを避けることを心がけると蕁麻疹の症状はピタリと治まりました。何年も薬を飲んで誤魔化してきましたが、早くにアレルギー検査をしてもらえばよかったと今さらながらに思います。

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健康な時には気づかなかった、今ある普通の毎日がどんなに幸せであるかということ。

家族と何気ない話をしながら食卓を囲むことの幸せ。
大好きな愛犬といつもの河原を散歩する幸せ。
ベランダから見える夕日の美しさ。
自転車をこぎながら感じる心地よい風。
家庭菜園で採れたみずみずしい野菜の美味しさ。
そんな特別でもなんでもない日常。
日々私たちは、日常のそんなたくさんの幸せに囲まれて生活しているのです。
しかし健康な時には、そんなこと気づきもしないでしょう。
あまりにも当たり前すぎて、気づけないですよね。
病気になって初めて、今ある当たり前がいかに当たり前でなかったと言うことに気付くのです。
当たり前のように夜寝ることができる。
体のどこも痛くない。
点滴や管につながれていない。
たくさんのお薬を飲むこともない。
自分の足でトイレに行ける。
自分でご飯が食べられる。
それは、なんて幸せなことなんでしょう。
感謝の気持ちを、決して忘れないようにしなければなりません。
当たり前が当たり前でなくなることもある、と言うことを忘れてはいけません。

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私は以前、婦人科系の病気になった事があります。
生理痛が酷く寝込むようになってしまい、吐き気や発熱等もありました。
年齢が高くなるにつれ、生理痛の症状も変わるものなのかな、と思ったりもしましたが、さすがに耐えられなくなり、近所の産婦人科を受診しました。
その産婦人科は近所でも結構評判が良く、院内の壁には「医大から独立した名医」というようなポスターまで貼ってあったくらいです。
そこでの診断は「ただの生理痛」でした。病気じゃなくて安心しましたが、緩和する為に漢方を2週間分処方されただけでたいして効果はありません。その後も何度か漢方を処方してもらいに行きましたが、痛みは改善しませんでした。
それから1年近く痛みに耐えましたが、やはり我慢出来ずにまたその産婦人科を受診しました。
しかし結果は「異常なし」です。
こんな酷い症状なのに、本当に大丈夫なのだろうかと心配になり、3日後に別の産婦人科を受診しました。
すると、卵巣に異常を発見されたのです。
卵巣が大きく腫れていると指摘され、すぐに大きな病院の紹介状を書いてくださいました。
大きな病院で色々と検査をし、結局は手術しなくては行けないほど酷くなっていたのです。

1軒目の診断結果に安心せず、すぐにでももう1軒受診すべきだったと後悔しました。
私はこの時に学びました。「正しい診断を受ける為には、最低でも病院は2軒受診すべきだな」と。

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いい病院というのはなかなか見つかるものではありません。ネット上にも病院の口コミサイトはあり、それはそれで口コミが乗っていれば参考になりますが、町の普通の病院の評判などはそういう口コミでは情報が取れません。

 

かといって、いろいろと病院を巡って自分に合うところを探すのも大変ですし、何しろ健康という最も大事なものがかかってますので、失敗はできる限りしたくないものです。
そういう時は、調剤薬局に聞いてみてください。

 
しかし、チェーン店の調剤薬局ではだめです。個人経営の薬局か、あるいはチェーン店でも小さくてその責任者(というのでしょうか)が長年そこで働いているベテランの薬局に限ります。当然、パートで働いている事務員の人などに聞いてもダメです

 
そういう薬局の責任者は地元の病院事情に非常に通じています。患者さんからの情報も集まってきますし、病院とあるいはその病院の医師と話すこと多いのでそういう情報もたまります。

 
ですので、いい病院か悪い病院かを知っているのです。
病院選びに迷ったら、まず調剤薬局に行って聞いてみましょう。

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なかなか治らない難しい病気であれば、できるだけ良い医者に診てもらいたいと思うのは当然です。そして、良い医者を探す時に、大きい病院とりわけ大学病院に期待してしまうのも分かります。しかし、現実はもう少し複雑です。大学は「研究機関」であり「教育機関」であることを忘れてはいけません。
研究機関としての大学医学部は、研究のため実験もします。時に患者でです。
もちろん勝手に実験台にされることはありませんが、「最新の治療を受けてみませんか」と言われたら、ついつい受けてしまう人も多いのではないでしょうか?「最新の治療」は、これまでにない効果を得られる可能性と同時に、評価が未確定というリスクもあります。
また、教育機関としての大学医学部は、教育のため実地研修もします。もちろん患者でです。
大学だから教授が診てくれるのかと思いきや、まだ顔に幼さが残る研修医が出てきて「ここが痛いです……か?」と、たどたどしい口調で聞かれることも。
ただし、何が起こるか分からないのが病院です。
これは個人的な体験ですが、救急車でERに運ばれた際、研修医が集合してエコー検査の講座(!)が始まったことがありました。痛がっている私を実験台に、指導医がエコーの使い方を教えていたのですが、
「……ここにあるのが、結石だね。ほら分かるでしょう」という声が聞こえ、
「え!ちょっとそれ初耳なんですけど!」と、膵石症が見つかったことがあります。研修目的で大勢の医師に晒されたことが、功を奏したわけですね。
それはともかく、大学病院に診てもらうとはどういう意味か、分かったうえであれば、選択肢に入れて良いというのが結論でしょう。