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パニック障害の発症から寛解まで

 私は2年ほど前にパニック障害という精神疾患を発症しました。原因はハッキリとは分からないのですが、極度の疲労や環境に適応出来ないことによる精神的ストレスが大きく影響したものと思います。具体的な症状としては「パニック発作」と呼ばれる、動悸・めまい・吐き気を伴う言葉では言い表しがたい具合の悪さが発作的に起こりました。初めてそれが起こったのはバイト先でのことでした。パニック障害はパニック発作を起こす以外に、「予期不安」と呼ばれる、発作を恐れるあまりどこかへ行ったり特定のことをしたりすることに対して極度の不安感を感じるようになるというものがあります。私の場合、バイト先で発作を起こしたことにより、バイト先に向かうことに対する大きな恐怖感が生じるようになり、結局事情を説明した上で辞めさせてもらいました。

 発作が起きてるようになってからは心療内科に通い、投薬治療を続けました。それからおよそ半年間、発作や不安感の規模はは徐々に小さくなっていきながらも、パニック障害と付き合いながら生活を続けていました。今ではパニック発作を起こすこともなくなり、行動範囲も広がりました。人によっては何年もパニック発作が起こる状態が続く方もいるようですので、私の場合は半年で寛解(症状が治まること)したことを考えると、比較的短い期間で克服できた方ではないかと思います。

 パニック障害は社会的活動に深刻な影響を及ぼす恐ろしい病気だということを私は身をもって感じました。今後この病気に対する認知度が高まることを期待したいと思います。

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