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23歳の癌患者が気付き、学んだこと。

私が23歳の時、宇都宮で乳がんの治療を受けた際に、副作用による下痢と腹痛に苦労しました。
どんな食べ物でも口にするとすぐに腹痛になり、トイレに駆け込む毎日だったので精神的にも参ってしまいました。
体重も5キロ程落ちて、体力もなくなっていたのですが、気晴らしにと思い、友達と外出しても疲れてしまい思うように動けない日々でしたので、いつかみんな私に愛想つかして離れていってしまうのでは?などネガティヴなことばかり考えてしまって辛かったです。

下痢や腹痛は治療終了後から徐々に良くなりましたが、今も薬がないと生活できません。
でも家族、友人、会社の上司など周りの方々がゆっくり自分のペースで生活していけばいいんだよ。と暖かく見守り、そして支えてくれたので気持ちは楽になりました。
以前は周りの人に頼れなかった私ですが、病気になったからこそ人の優しさと自分の弱さを感じ、もっと甘えていいのだと気付けたので自然とネガティヴに考えることも減っていきました。

がんになってしまうと辛い治療も経験しますし、気持ちが沈んでしまうことがあると思います。
しかし、周り見ればたくさんの方々が支えてくれているはずです。その方々の為にも必ず乗り越えられると強く思う事で気持ちが楽になれると私は思います。